元弘年間(1331〜1334年)可児郡長瀬郷の有力領主であった美濃源氏土岐氏庶流の源頼氏(長瀬入道土岐頼氏)が僧道忍上人に帰依し創建されました。
創建に際しては寺領五十石を与えて七堂伽藍が整備され室町時代には毎年三十石の灯明料があったとされています。
正慶元年(元弘2年・1332年)美濃国三十三ヵ所巡礼始まり第三十一番札所となります。
土岐長瀬家累代の武運長久・繁栄を祈る祈祷寺院であり戦国時代には、森成利(蘭丸)末弟の美濃兼山城城主森忠政からも祈祷灯明田の寄進を受けるなど、中世の武将の信仰が特に篤く、また中世から明治時代の神仏分離令まで向かいの本土神社を管理する別当寺でありました。
多治見市内でも唯一弘法大師空海の流れをくむ真言密教寺院です。
宗派 :真言宗智山派
御本尊:聖観世音菩薩坐像(伝行基作秘仏)
御前立:聖観世音菩薩立像(伝弘法大師
空海彫刻)
脇侍 :毘沙門天立像 勝軍地蔵菩薩立像
内陣 :不動明王像
:ハ譬弁財天坐像
:歓喜天(元久々利城内中山堂安置)
:弘法大師像
:銅像双身毘沙門天立像(平安時代)
(京都国立博物館寄託)
境内 :水子地蔵尊 宝篋印塔
寺宝 :華籠 涅槃図 十二天図 三宝荒神図
:五大明王図 刀剣 聖教類他(約
三千三百点)
市指定文化財:大日如来坐像(室町時代)
長福寺文書
「美濃国池田御厨某寺奉加帳」
(鎌倉時代)
霊場 :東海三十六不動尊霊場 第三十五
番札所
御詠歌:我たのめ
慈悲は長瀬のかんぜおん
世にはさまれて あらんかぎりを
開山時間:9時から16時
不定休
電車でお越しの場合 : 多治見駅南口より徒歩約10分
お車でお越しの場合 : 多治見インターより約5分
駐車場ございます
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